たくさんの人と
携わることで
新たな自分に気づく
緒方 栄人
1999年入社
土木/監理技術者
私の父は、建設業を営む会社を運営していました。そのため、実家を継ぐつもりだった私は高校卒業後に、建設会社に入社し二年間現場を経験しました。その後、八方建設さんの現場でアルバイトで作業員として働いていたところを、当時の部長さんが「うちで働かないか?」と言ってくださったのが始まりですね。現場を持っている大きい会社に憧れがあった私は、実家に戻ることを一旦諦め八方建設に入社しました。そしてなんだかんだ、入社して24年が経ってしまいました!
今は、国土交通省から発注の現場をまかされることが多いので、その国土交通省さんとの調整が一番主な仕事ですね。品質の管理や工程の管理、安全の管理などの管理作業を若手に教えながらやっています。人の生活や安全に関わる仕事ですから、この管理作業すべてが重要な作業になります。
そういった事務作業を行いながらも、若手の社員を現場に連れて行き、作業手順や現場管理のことを教えていっています。
【1日の流れ】
もう入社して24年経ちますからね。いまでは、先輩より後輩の方が多いですが。昔はやはり現場でたくさん学びました。ザ・昭和の時代ですから、正直言ってしまうと今よりは厳しかったですよ!ですが、厳しさのなかに若手を育てようとしていた優しさを感じていました。現場で厳しい先輩たちでしたが、よくその後に飲みに誘ってくれて、楽しかったのを覚えています。今では、厳しかったことより楽しかったことの方が、記憶に残っていますね。
実は、保育園が同じの幼馴染が八方建設にいるのですが、同僚といったらその人ですね。やはり、同級生ということもあり、良きライバルであり、良き相談相手でもあります。
今は、工事が終わると発注元の方が点数をつけるようになっているんですね。だから、学校のテストのように、目に見えて工事の出来の良し悪しがわかるんです。八方建設は、現時点でその点数平均が81点。国土交通省九州地方整備局の工事成績優秀企業認定を受けているので、そこを保てるようライバルと切磋琢磨して頑張っています。
いつの間にか、なんでもできる頼りになる男に成長していましたね。入社した頃は、しっかり者だけど、せっかちなところもあって心配してました。ですが、何度か別の現場を経験して、久しぶりにあったら責任感のあるしっかり者になっていました。その成長の速度には驚きましたね。今では、充分頼りになる存在です。
工事が完成した時は毎回うれしいですね!現場は、やはり大変なのでその分、完成した時はうれしいです。それに加えて今は、若手の社員の成長がうれしいですね。若手社員が褒められると、教えているこちらもうれしくてニヤニヤしてしまいます。
入社して数年が経ち仕事に慣れてきたとき、若手社員さんの教育係りをすることになったんです。私はそれまでに、たくさんの現場を経験してきていたので、その頃には自分の仕事にも自信を持って臨んでいました。その時も、自分の経験に自信を持って若手社員に教えていたんです。すると「こうじゃないんですか?」「こうしたらいいんじゃないんですか?」と若手社員に聞かれ「そうじゃないよ、こうするのが正解だよ。」と教えていました。だけど、後々考えてみると若手社員の言っていることも間違いではなかったことに気が付いたんです。あの時は、衝撃でした。いつの間にか、自分の考えを押し付けるようになってしまっていた自分に気づいたんですから。
それからは、年齢や入社時期関係なく、どんな人の意見もしっかり聞くようにしています。
先ほどのエピソードにも話しましたが、その経験があるから今は「聞くこと」を大切にしています。たくさんの人の意見を聞いて、柔軟に最適な対応することが大切だと思っています。
聞かない自分に気づいたとき
さらに世界が広がった
新たな自分を見つけられる会社