施主さんと職人さんの橋渡し
スポーツでいうところの
監督のようなお仕事です
寺本 翼
2013年入社
建築/現場管理人
高校2年生くらいの時に大津で新築の家を見て「おもしろい形の家だな〜。」と思ったことがあり、就職活動のときにその時の家が忘れられず検索したんです。そしたらZERO-CUBEのKAIという建物ということが分かり、そこからその家を建てた会社を調べたんです。そしたらちょうど求人がでていて「ここしかない!」と思い応募したのがきっかけです。
朝礼後、施工現場だいたい3〜5軒見て回ります。そして、工事の進捗状況や、材料の過不足確認、図面通りにできているかなどを確認し、職人さんと現場で打ち合わせをします。その後、会社へ戻り事務作業です。
【1日の流れ】
最初の1〜2年は先輩の下について、現場管理人の仕事を学びました。その後は、独り立ちで現場を担当しましたが、最初は不安で仕方がなかったです。分からないことが出てくるたびに、先輩や職人さんに聞いて、自分で勉強してひとつひとつ解決していました。時には、職人さんと意見が合わないこともあり、そういった時は先輩を頼ったりしていました。だけどいつまでも頼るわけにはいなかい!と思い、今では「言うことは、しっかり言う。」ようにしています。でないと、仕事が進みませんからね。
指示する立場のお仕事になるのですが、現場の職人さんは人生の大先輩であることがほとんどです。やはり僕たちのような若者に指示されるのを好まない方もいらっしゃいます。なので基本的には、下からお願いするような感じで話すよう心がけています。あとは、仕事以外の話をして距離を縮めるように努力しています。やはりお互いが気持ち良くお仕事しないと良い家はできませんからね。
そして、どんな職人さんでも、何度か話すと打ち解けてくださいます。その瞬間がうれしいですね。「認めてもらえた!」という気持ちが仕事へのさらなるやる気につながります。
なんと初めて担当した物件は、僕が入社したきっかけである「KAI」の現場でした。やはり不慣れな点もあり、お客様から「ここはどうなってるの?」「ここはこれで合ってるの?」「この後どうなるの?」などの質問ひとつひとつに緊張しながらの回答をしていました。ですが、それを繰り返しているうちに、どんどん質問にもスムーズに応えられるようになり自分自身にも自信がついてきました。なので、一軒目の担当物件が完成したときは、お客様から「よく、ここまで頑張ってくれたね!」とお褒めの言葉をいただき、すごく感動してホッとしたのを覚えています。
今でも一軒一軒の現場が完成するたびに、なんともいえない達成感と満足感があります。
やはり色々な局面で、予定外のことは起こります。ですが、現場の職人さんと話し合ったり先輩に相談すると、解決できない問題はないです。なので、そういった問題を解決していって一軒の住宅が完成する時の喜びや達成感の方が苦労より勝りますね。やはり一軒一軒違う住宅なので、毎回・毎日違うことにチャレンジできて楽しいと感じることが多い仕事です。
やはり一人で現場管理人を務めますので、そのぶん責任感が伴います。なので、自分を追い込みすぎない!という点と、困ったら周りを頼る!ということを心がけています。周りに聞くとすぐに解決できちゃう問題って結構あるんです。
寂しいと感じたことは、あまりないですね。現場に行けば職人さんがいますし、会社にいけば先輩や仲間がいますので。僕は、周りに合わせず自分のペースで仕事ができるので気に入っています。ただし、一人でもしっかりと計画を立ててスムーズに仕事をしないと自分に返ってきます!
切り替えができて、マメで神経が図太い人が向いているんじゃないかと思います。あとはコミュニケーション力が大事ですね。
一軒一軒、全てが違う家
関わった家の数だけ達成感を感じられる仕事